本文へスキップ

無塩食友の会クラブです

ご意見、ご要望は掲示板メール

Salt Free Club

私の体験談AExperience!!

続編 

                       友の会事務局 澤井香日子 (55歳)



みなさん、こんにちは。
「無塩食体験談」のコーナーで、体験談を書かせていただいた事務局の澤井香日子(さわいけいこ)です。体験談では、脊柱管狭窄症と花粉症の症状が改善したことが中心になっていますが、その後の経過についてお知らせします。

1.花粉症、その後
 「無塩食講座」第9講で私の花粉症についての解説がありますので、すでに読んでいただいたかと思いますが、結局、今年も花粉シーズンは、時々眼のかゆみがあった程度で、ほとんど症状が出ることはありませんでした。花粉の飛来の季節になってからは、意識的に夕食を無塩食にすることを心がけてきたのも功を奏したのかもしれません(私は朝食を食べませんので、夕食を無塩にするということは、翌日の昼まで約24時間程度の無塩食を実行するということになります)。とにかく、24時間以上の無塩食はほとんど行わなかったものの事情が許す限り夕食だけ無塩にするという生活を3カ月以上は続けたのです。
 そして、5月に入って3日から6日まで3泊4日の無塩食セミナーが開催されいつものように受講生の皆さんと48時間以上の無塩食を実施しました。普段夕食を無塩にしていますから、48時間以上の無塩食を実施しても、そんなに変化はないだろうと予想していたのですが、今回は思いがけないことが起こりました。

 無塩食48時間を迎えた3日目の夜のことです。受講生の皆さんと温泉から帰ってきて、10時過ぎに就寝のため布団に入ったところ、しばらくして、両脚が猛烈につり始めたのです。無塩食セミナーの期間中は必ずといってよいほど脚がつるのですが、いつもは「ふくらはぎ」だけです。前日の明け方にも、ふくらはぎが少しつりました。しかし、今回はふくらはぎは全く何ともなくて、両足の太ももの裏側、それから特にひどかったのが両足の「すね」でした。足の裏もつりました。すねの筋肉は硬直して盛り上がり、変形して、吐く息で痛みを逃そうと努力するものの、うねるような痛みが次から次へと走り、なかなか治まりません。いったん、治まってほっとするもつかの間で、またすぐにつり始めるのです。これの繰り返しです。どちらかといえば、右足の方がひどかったように思いますが、両足なので歩くこともできません。「水分をとらなきゃ」と思って、はうように冷蔵庫まで行って、中に入っていた無糖の炭酸を一気に500ml飲みほしましたが、あまり効果はなく、断続的につる状態が続いて、長い間うなっていました。
 痛みに苦しむ中で、先月の25日に放映されたNHKの「ためしてガッテン」を思い出しました。「痛っ!“足がつる”に隠れた危険な病とは」と題して、「こむら返り」が取り上げられていたのです(「こむら」とは「ふくらはぎ」のことだそうです)。こむら返りの状態を超音波でとらえたところ、本人の意思に反して筋肉の一部だけが収縮を続けている状態だということがわかったそうです。そして、なぜ筋肉の異常収縮が起きるか、そのメカニズムの解説がされていました。「鍵を握るのがアキレス腱で、人間の足はふくらはぎの筋肉が縮むとアキレス腱が伸びる構造になっている。筋肉が縮む時、アキレス腱にある腱紡錘(けんぼうすい)という器官が働き、腱の伸びすぎを防ぐため、筋肉に“それ以上縮むな”と指令を出す。寝ている時は、ふくらはぎの筋肉は少し収縮した状態になっていることが多く、腱紡錘の働きが低下しているため、睡眠中に足がつりやすい。」ということでした。そして、番組の中では、足がつった時、アキレス腱を伸ばして治していました。私も以前、指圧の治療中にふくらはぎがつったことがあり、その際、治療師は私のアキレス腱をぐいっと伸ばして、いとも簡単に治してくれた体験があるのです。
 しかし、今回はふくらはぎではなくて反対側のすねがつったわけですから、すでにアキレス腱がほぼ90度の状態でしっかり伸びてしまっているわけです。アキレス腱を伸ばそうにも、これ以上、伸ばしようがありませんし、逆にアキレス腱を縮めようとしても、すねが収縮しているため、アキレス腱を縮めることもできませんでした。まさになす術がない、という状態になっていました。そもそも、「こむら返り」とは「ふくらはぎつる」ことなので、「すね」がつるのはなんと言えばよいのでしょう???
 そんなことを考えながら、ともかく、2時間くらいは、痛みでのたうちまわっていたと思います。左腰のあたりも、短い時間でしたが、つるような感覚があり、このまま半身不随になってしまうのでは、という恐怖が一瞬頭をよぎりました。なんせ、足が硬直して下半身の自由が全くきかないのです(決して、おおげさではありません)。そして、炭酸を飲みながら、「本当は、冷たいものより、温かいジュースの方が効果があるのかもしれないなあ」と考えました。しかし、立ちあがって、コンロに鍋をかけ、ジュースを温めるなどとてもできない状態だったのです。救急車を呼びたいような気持ちにさえなりました。つくづく、「無塩食も楽じゃないなあ」と実感したことでした。4年間に渡って無塩食を実践してきた私が、これほどの恐怖感を味わったのですから、読者の皆さまには、安易に長い期間の無塩食を実行するのは、くれぐれも注意していただきたいと思います。
 その後、血液の循環が悪くなっているのだろうと思ってこたつに入って脚を温めたら、少し症状が軽減したような気もしますが、つり始めてから、ある程度時間が経過したためかもしれませんし、温めた効果がどの程度あったのか、本当のところよくはわかりません。やがて、2時間以上が経過し、症状が徐々に治まっていきましたが、痛みの後遺症もあってろくに眠ることもできず、こたつに入ったまま、朝を迎えました。両脚には、つった後の疲労が残り、何とも言えない違和感がありましたが、立つことも、歩くことにも支障はなくほっとしました。
 翌朝の受講生の皆さんのお話によれば、何人か脚のつった人がいたようで、ある女性は私と同じように長い時間つっていて(ただし、ふくらはぎ)眠れなかったそうです(前に参加した方の中にも、夜間、両足がつって大変だった女性がいました)。この日、私は、調理中、左手の人指し指もつりましたので、彼女にその話をすると、「私もそうなんです。左手の指がつるのです」とのことで、びっくりしました。私と同じように、声が低くて、明らかに陽性な女性でした(脚がつることについては、同じく「無塩食講座」第9講に解説がありますので、ご一読ください)。ちなみに、左手の人指しについては、最近、親指と人指し指で新聞を読んでいる時に、つる体験を何度かしていますが、やっぱり排毒の影響なのでしょうか??手の指がつるなんて、以前は考えられなかったことですが、読者の皆さんはいかがですか?
 3泊4日のセミナーがこうして終わり、違和感のある足を温めようと、その日のうちに近くの温泉に行きました。そして、サウナに入っていると、また左足がつったのです。サウナでつったのは初めてでした。汗もかなり出ていましたから、血が粘ったせいかなと思い、ちょっと心配になったので、ひどくならないうちにとサウナは切り上げて、水をたっぷり飲みました。その後の夕食は梅干の種をなめ、大根おろしを大量に食べたところ、夜になっても脚がつることはなく、安眠できました。その後も、塩分を少しずつ入れ始めたら、今のところつることはありません。

 さて、今回、ふくらはぎではなくて、「すね」が異様につったことについて、少し考えてみたのですが、より陽性な排毒があったのでは、と思うのです。脚は裏側が陰性で、表が陽性とのことですから、すねは膝から下の陽性な部分の陽性な表側ということになります。両足の裏もつったわけですから、強い(古い昔の?)陽性の排毒があり、どんどん下におりてきたのでは、と思ったりしていますが、いかがでしょうか? 國清先生によれば、脚がつる場合は、寝る前に温かいシイタケスープに大根おろしを入れて飲むと良い、とのことです。今回のような体験は2度としたくありませんので、次回、ぜひ試してみようと思っています。

2.外反母趾に変化が!
 腰痛に花粉症、こむら(すね?)がえりなど、いろいろな症状があってお恥ずかしい限りですが、実は私は小さい頃から外反母趾の傾向がありました。運動が大好きだったので、中学生頃までは、始終、外を駆けまわっていたのですが、当時の布製の運動靴の内側の親指の付け根の骨が当たるところが、いつも真っ先に破れていました。
 特に何か支障があるというわけでもなかったのですが、40歳を過ぎる頃から、外反母趾の弊害を知るにつけ、ひどくなってはまずいという思いが出てきました。それで、外反母趾予防のグッズを買って試したりしましたが、改善はしませんでした。そのうち、力を抜いた状態で足の指の状態を見ると、親指が第二趾の上に重なるようになっていたのです。「これはやばい」と思って、また別の外反母趾予防のグッズをしばらく試してみましたが、あまり効果もなさそうなので諦めて、しばらく外反母趾のことは忘れていました。 それが、つい先日、足を観察すると、なんと親指が第二趾に重なることなく立派に(?)離れているではありませんか!びっくりしました。嬉しくなってセミナーの受講生の方達にも報告したほどです。
 私は最初、5年間に渡る散歩の成果だと思いました。親指に力を入れて歩いたのが良かったのではと思ったのです。しかし、國清先生によれば、外反母趾は散歩だけではよくならない、やはり4年近くの間、ちょこちょこ無塩食をやったからだろう、ということです。そもそも、外反母趾は肝臓の症状とのことですから、無塩食で体内(足)の陽性毒が減少してきたと考えるのが妥当のようです。無塩食による色々な変化に、今さらながら驚いています。ただ、これは、あくまでも私個人の体験ですので、その点はご了解ください(人それぞれ体質も食生活も異なっていますので、万人に当てはまるものではないでしょうね。体質は、母親の胎内にいた時の、母親の食べ物の影響が非常に大きいのではないかということが、最近、いろいろな事例を見てますます実感されますので、これからお母さんになる女性には、食事について真面目に勉強していただきたいと切に希望する次第です)。
 

 今回のご報告は以上です。また、何か変化があればお知らせいたします。
  体験談@はこちら                                        



Salt Free Club
無塩食友の会クラブ
無塩食友の会クラブ

無塩食講座バックナンバー

NO.31
 10/25up
NO.30 9/5up
NO.29 8/22up
NO.28 8/15up
NO.27
 8/8up
NO.26 8/1up
NO.25
 7/18up
NO.24
 7/11up
NO.23 7/4up
NO.22 6/27up
NO.21 6/20up
NO.20
 6/13up
NO.19
 6/6up
NO.18
 5/30up
NO.17
 5/23up
NO.16
 5/16up
NO.15
 5/9up
NO.14 5/2up
NO.13 4/25up
NO.12
 4/18up
NO.11 4/11up
NO.10
 4/4up
NO.9
  3/28up
NO.8  3/21up
NO.7  3/14up
NO.6  3/ 7up
NO.5  2/29up
NO.4  2/22up
NO.3  2/15up
NO.2  2/8up
NO.1 2/3up

inserted by FC2 system inserted by FC2 system inserted by FC2 system inserted by FC2 system inserted by FC2 system inserted by FC2 system