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無塩食講座 第3講

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2012926日アップ

新無塩食講座 第3講 2012926日アップ

 

「まえがきの一部としての内容です」

1.静岡県三島市で「無塩食排毒セミナー」を開始したのは、20088月ですから、まだ4年前のことです。私が健康法に興味を持って本を読み始めたのが19歳の頃です(現在、65歳)。約1年間、玄米食、ヨガ、断食等の本を数十冊読んだと思います。そして自宅で、自分一人で23日間の水断食を実行しました。それから40年間(60歳頃迄)、自分で実践し、かつ多くの人に勧めてきた「正しい食生活」の内容が、その基本が間違っていたかもしれないと今、思っているのです。

 

2.もし私が40年間も、基本的な間違いを犯していたとするならば、私の恩師の先生方も間違っていたことになり、また私が40年間に読んだ健康法の本を書いた著者の方々も、間違っていたということになるのかもしれません。

  自分の間違いを先生方のせいだ、と言い訳をしているわけではありませんが、私が40年間、学び、実行し、人に勧めてきた内容は、すべて先生方から教わったものであり、私個人の考えとか、独自発想などは一つもなかったのですから、私だけが間違うわけがないと思われます。

 

3.19歳で水断食を体験してから、3年間、沖正弘先生のヨガ道場で学び、それから森下敬一先生の自然医学会・お茶の水クリニックに6年間在職しました。その後、東京府中で2年間、断食道場で水断食の指導をしていたのですが、水断食に色々な疑問が出てきました。そんな時に、大森英桜先生に出会い、大森先生の純正穀菜食を半断食というシステムで4年前まで指導しておりました。

 

4.私の恩師である沖先生、森下先生、大森先生の三先生が学び、体験してきた内容は、日本のみならず、世界中の健康法の原理原則が集約されたものと考えられるのです。そして、三先生の共通の師である桜沢如一先生が欧米に伝えたマクロビオティックが、日本に逆輸入されている現状です。

  つまりは、私が40年間も間違った内容を指導していたとするならば、同じような間違いをしている人達が世界中にたくさんいるということになるのです。各先生方に直接、間接に学んだ人達が世界にどれだけいるのかわかりませんが、今現在もその内容が人から人に伝えられていると思われます。

 

5.この4年間の無塩食セミナーにおける実績は無視できないのです。少なくとも、國清れい子の高血圧や、澤井香日子さんの腰痛その他が、無塩食の実践によって改善したという事実は、なぜなのかを検証しなくてはなりません。普通に塩分をとった純正穀菜食では、治らなかったのです。

  以前の理解、内容が全て間違っていたわけではないとしても、10年間治せなかった家内の高血圧が、わずか7日間の無塩食によって簡単に治って、現在に至っている事実を素直に受け止めなければなりません。そして、断食、半断食を通して、40年間に直接5000人以上の人達に勧めてきた内容に欠陥があった、間違いがあった(かもしれない)なら、そのことをを伝える責務が私にはあるのです。

 

6.40年間、錯覚していた、または間違っていたと思われる要点は、以下の通りです。

 @多くの病気は、体内に不要な老廃物、すなわち毒素が蓄積して起こると  考えました。そして、毒素は処理しきれなかったものが、だんだん蓄積 してきたと思っていたのです。しかし、これは間違っていたと思います。

 A人の身体は、全て代謝して、入れ替わっていくものと思っていました。 つまりは、皮膚も血液も体細胞も、人間の身体は3年間位でほぼ代謝して しまう。骨まで入れ替わるには、もっと時間がかかるとしても、10年も たてば全て入れ替わると思っていたのです。しかし、これは間違ってい たと思います。。

 B病気を治すのは、自分自身の内なる生命の働き(自然治癒力)であり、 何を食べ、何を飲むべきかを、人に聞いてもわからない、考えてもわか らない。本を読んでもわからない。正しい答えは、生命に聞く以外にな い。全ては自分自身の生命が教えてくれると信じていました。しかし、 この考えは、修正しなくてはならないようです。生命が全てに答えるわ けではないと思われるのです。

 C塩分は生命維持に不可欠のミネラルである。純正穀菜食においては、動 物性を一切使わないから、調味料としての塩分は要求するだけ摂っても よい。肉、魚、卵、チーズなどの動物性食品に含まれている塩分は、分 解、処理しきれないため、組織を硬化させ、高血圧の原因になったりす る。しかし、菜食料理に使う味噌、醤油、塩等の調味料の塩分は、仮に 摂りすぎても、代謝して汗や尿で排泄されるから、高血圧の原因とはな らない。つまりは、純正穀菜食なら、調味料の塩分は気にしなくてもよ いと考えていました。しかし、この考えは修正しなくてはならないと思 います。

 D一般的な玄米食(マクロビ食)の人達は、全体食、身土不身という原則 のもとに、また陰性な物は良くないという思い込みから、ナス科の野菜 (ナス、トマト、ジャガイモ、ピーマンなど)や、果物(主に冬の時期 また熱帯産果物)を避ける傾向が強い。逆に陽性が良いとして、根菜  類、海藻(ヒジキ、昆布)、ゴマ塩、梅干し、たくあんなどを心がけて とる傾向がある。

   この傾向は、欧米のマクロビ関係者も同様のように思われます。しか し、この考えは、50年〜80年前の食生活状況から発生しているのではな いかと考えます。そうであれば、今も通用することなのか、疑問がある と思われます。現実に悪化している人が少なくないと思います(基本的 な法則、または原則と個人別の具体策を分けて考えないと間違う)。

 E水分をガブガブ飲むのは邪食、過食のせいであり、正しい食生活(純正 穀菜食)を実践していたら、日常、喉が渇かないのが正常だと思ってい ました。少食少飲が健康の秘訣だと思っていたのです。しかし、この考 えは間違っていたと思います。

                       以下、次号につづく

 

            

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