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無塩食講座第3講 


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無塩食講座 第3講 2012215日アップ

 

第2講の補足
「塩分の備蓄と逆流について」

                

1.今回のレポートは、第二講についての補足的説明です。

  @子どもから青年時代は、将来の飢餓に備えて、塩分を含んだ栄養物(主に動物性蛋白質)を未分解のままで、ドンドン備蓄する。

 A現代先進国の人達は、飢餓的状況が来ないため、備蓄していた栄養物は代謝しないままで、だんだん硬化していく。そして、50歳前後から少しずつ逆流して、血液の中に溶け出してくる。

                 

 2.この@とAは、國清拡史の独自の仮説です。第二講でお話したように、上記の仮説をとり入れることによって、大森先生ご夫妻の症状(怪我)や、國清れい子の高血圧に対して、納得ができるのです。

 

 3.もし、上記の仮説が正しければ、数多くの人達に同様なことがあるはずなのです。大森先生ご夫妻のように、50年間も完全穀菜食を実践した人はいないと思いますが、國清れい子と同等の条件の人達は少なからずいらっしゃると思うのです。

  すなわち、60歳以上の女性で、過去20年以上、穀菜食をほぼ実践してきた。しかし、50歳以降に、肩、背、腰が硬くなり、血圧が高くなりますます陽性になってきている。動物性を食べていないのに、なぜそうなってきたのかという疑問を持っていたという方がいらしたら、ぜひお知らせください。

 

4.ある年齢を過ぎると、蓄積していた毒が溶け出してくるとするならばその年齢は何歳ぐらいなのか?正直なところ、何歳頃ということはわかっていません。しかし、将来において、多くの人達の体験、症状の変化を集積して、メドをつけられると考えています。今は50歳前後という仮説で進めていきたいと思います。

     なぜ、50歳前後という数字が出てきたかというと、第二講でお話したように、家内の背中が硬くなってきたのが、50歳頃だったというだけなのです。当然、個人差があると思います。また、食生活の内容によって現われてくる症状の程度は大きく違ってくると思われます。

                 

5.毒が溶け出してくるのは、50歳前後だろうと予想する理由として、女性の場合は閉経の平均年齢が50〜51歳とされていることです。もっとも、個人差があって、早い人は40代半ばで閉経する人もいますし、50歳半ばまで続く人もいます。

   しかし、毒が溶け出してくる年齢と閉経はおそらく関連しているのではないかと考えています。なぜかと言うと、月経があるということは、排卵がある、つまりは妊娠する可能性があるということです。妊娠したら、当然ながら健康な赤ちゃんを母体は育てなくてはならないわけです.

そんな時に体の奥深くに蓄積していた毒が溶け出してきたら、その毒が全身に循環していくわけですから、健康な赤ちゃんを育てるうえでは、大変なマイナスになってしまいます。生命のしくみ、合理性からみて、そんなバカなことは起きないのではないかと思われるのです。

    お母さんが今、食べている正しい食べ物で、きれいな血液ができて、その血液によってお腹の赤ちゃんが育っていくのが自然なことです。毒が溶け出してくるということは、食べているのと同様に血液の中にその毒が溶けて循環するわけですから、月経がある、妊娠する可能性がある時に、そのような排毒現象は起きないと考えられるのです。

                 

6.上記の考えが正しいとすれば、蓄積している毒が溶け出している時には健康な赤ちゃんを育てる生理的条件が整っていないわけです。この時には月経が止まってしまうのです。昔、長期間の水断食を行なった女性が、数カ月間、月経が止まったことは珍しくなかったのです。

   無塩食と水断食との比較については、後日まとめていきますが、とりあえず無塩食と水断食はほぼ同じようなものだと頭に入れておいて下さい(水断食以上に無塩食の方が排毒速度が速く、効果的です)。

                 

 7.従って、長期の無塩食を行なった場合などに、月経が遅くなったり、止まったりすることがありますから注意して下さい(逆に予定より早く月経がくることもあります)。

                 

 8.以上のようなことで、女性の場合においては蓄積している毒の溶解は、閉経後になると考えるのが妥当なのですが、45歳〜55歳と10年位は個人差があります。

    男性の場合にも、女性と大差ないと考えてよいかと思いますから、結局は50歳前後(個人差を広めに見て、40歳〜60歳位)から毒が溶け出してくるということで考えています。

「熟年の離婚の原因は? 」     
           

9.さて、話が変わりますが、近年、熟年離婚が急増中ですが、その原因は排毒による陽性毒のぶつかりあいと考えることができます。

    あるインターネットの文章です。「同居期間25年以上の熟年夫婦の離婚は、ここ10年で2倍以上も増えています。同居期間30年以上に限ってみると、3倍近くになり、この増え方は離婚全体の増加率の2倍にもなります。しかも、そのほとんどが妻からの申し立てによるものです」とのことです。

                 

 10.なぜ妻からの申し立てにより、晩年になってから離婚するのか?閉経後に女性の体は一気に排毒によって陽性化してくるのです。その陽性化の原因が肉、魚、卵の動物性の毒ですから、イライラして攻撃的になり、我慢ができないということになります。今までは余り気にならなかった夫の態度、言葉、臭い、その他色々が気に障ってくる、腹が立つということになるのです。以前は我慢できたことが(排毒で頭に来ていますから)、もう我慢できないのです。これが、熟年離婚の真実だと思いますが、どうでしょうか?

                 

 11.私は2年半程前までタバコを吸っていました。吸い出したのは20歳頃ですから、40年間吸っていたのです。(10年位前にも3年間禁煙していた)。恩師の大森先生はタバコを吸っていて、「タバコは陽性だから陰性なガンの薬だ」と言っていたのです。                   

世の中では、タバコを肺がんの原因のように言っていますが、大森先生の見解はまったく逆だったのです(冗談で言っていたのではないのです)。ですから、私がタバコをやめたのは、タバコが良くないと考えていたからではないのです。

      理由は簡単で、単に家内から「口が臭い、近づかないで、タバコをやめて等々」言われていたからなのです。ところが、家内が私のタバコについて、うるさく言いだしたのは、おそらく50歳近くになってからだと思うのです。少なくとも、若い頃は言っていなかったのです。若い頃はタバコの臭いが、我慢できる範囲だったのです。それが50歳頃に閉経と排毒による陽性化によって、陽性なタバコの臭いが我慢できなくなったのです(同じような経験をしている方がいらしたら、ぜひお知らせ下さい)。

                 

12.さて、老人になると、背中が曲がり、全体に縮んできます。シワが出て、老人性のシミも増えてきます。これらはすべて排毒の塩分が原因と考えた方が納得できるのです。今までは食べ物が悪くて、その毒がだんだん蓄積してきたと思っていましたが、溶け出してくれば、普通に肉、魚を食べている人と同様に、老化の症状が出て来るのです(正しい穀菜食の人は、その老化程度は少ないとしても)。

サイトカインストームとは何か」 
                

13.「ウイルスは恐くない」の21ページに、以下の文章があります。

A 若者の死亡

現在、世界各地で流行中のH5N1型鳥インフルエンザは、四十歳未満の若年成人(代謝や免疫活動などが旺盛な若者)での患者発生と致死率が高くなっています。十代での致死率は七割を超えており、高齢者、小児に感染が多い従来のインフルエンザとは著しく異なっています。新型ウイルスによるパンデミック時において、なぜ若者の死亡が多いのかについては、免疫過剰反応(サイトカインストーム)によると専門家は言っています(本来は自分の体を守る免疫機能が過剰反応して、逆に自分の体を攻撃してしまうということですが、何故そうなるのかについては参考書籍にも説明がありません)。 

 

14.世界中のウイルス関連の専門家において、新型ウイルスの流行時に若者の感染、死亡がなぜ多いのか、これについては全くわかっていません。免疫過剰反応という表現は、単に症状に対して言っているだけで、正しい原因がわかっているのではありません。だいたいにおいて、免疫という自分の体を守る機能が暴走して、逆の働きになるとしたら、免疫というものは全く頼りにならない、敵なのか味方なのかもわからないものだということになってしまいます。

   つまりは、免疫機能を高めることは、新型ウイルスの場合においては、リスクを高めることとなり、危険だということになるわけです。こんな支離滅裂なことを言っているのですから、何もわかっていないと思われるのです。

 さて、この疑問に対して、1年程前に國清式こじつけ仮説を考えました正しいかどうかなど、全くわかりませんが、個人的には面白いな〜と思っています。少なくとも、免疫過剰反応などという矛盾した学説よりも、ましではないかと考えています。

                 

 15.新型ウイルスが発生、流行した時には、事実として若者の感染死亡が多い。それはなぜか?私の仮説は以下のとおりです。

 @若い人ほど、将来の飢餓に備えて塩分を含んだ蛋白質を未分解のまま吸  収し、それを備蓄する働きが強い。老人の場合は逆になる。

Aウイルスは蛋白質のかたまりであり、かつ塩分をふくんでいる。新型ウイルスの場合に、体はこれを異物として認識ができない。つまりは、単なる栄養物としてとらえることとなる(ウイルスは生き物ではないから、肉、魚の蛋白質と同様にとらえられるということ)。

Bそうすると、体内に入ってきたウイルスを若者はドンドン吸収して、備蓄しようとする。結果として、ウイルスは細胞内に入り込み、一気に増殖していくこととなる(すなわち、感染から死亡へと進む)

  Cところが、中年以降の人は若者のように蛋白質を吸収、備蓄する働きがない。老人の場合はむしろ、蛋白質を分解、排泄する働きが強い。従って感染しにくいということになる。

               

16.読者の皆様は、この仮説についてどう思われますか?専門家は一笑にふすかもしれませんし、想像したこともない珍説ですから、判断不能だと思います。しかし、國清としては、なかなか面白いと気に入っています。

                 

 ※次号から無塩食セミナーの実践から判明してきたことを、色々書いてい きます。

 


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