無塩食講座 本文へジャンプ
無塩食講座第30講 


※疑問、質問、ご意見など、何でも掲示板へお寄せ下さい
只今、國清拡史の「無塩食講演会」(1時間~3時間)を承っております。お申し込み、お問い合わせは「無塩食友の会」事務局までお願いいたします
(メールはこちら

無塩食講座 第30講 201295日アップ

1.今回も、以前の原稿から無塩食に関する要点(大切な部分)を抜粋しました。

 

【第10講から】

ゲルソン療法について、星野仁彦先生の「ガンと闘う医師のゲルソン療法」(マキノ出版)から転載させていただき、私見を加えていきたいと思います。

 

星野式ゲルソン療法とは

①私はゲルソン療法を実践して、転移性の肝臓ガンを克服しましたが、私が行ったのは厳密なゲルソン療法ではありません。

私が行い、またガンの患者さんたちに指導している方法は、ゲルソン療法の簡略版なのです。いくつかの原理原則は守っていますが、厳密に原法どおりではありません。なぜ、私が原法通りの方法を行なわなかったかというと、厳格すぎて現実に実行するのが困難だと思ったからです。

  ゲルソン療法の原法では、野菜ジュースは一回200~300ccを1日13回飲まないといけないですし、コーヒー浣腸も1日2~3回以上やらないといけません。野菜ジュースを1日13回飲むというと、ほとんど1日じゅう、野菜ジュースを作っていることになります。量は約2000~3000ccです。

  簡略版といっても、ゲルソン療法のいくつかの原則はきっちり守りました。塩分や動物性蛋白、脂肪などの摂取は制限し、野菜ジュースも1日1200~1500cc飲みました。その代り、ゲルソン療法の原法にはない方法もいくつか行いました。これには、ゲルソン療法の省略した部分を補う意味もありました。

  それらの方法は、一つは、ビタミン類の大量摂取です。ビタミンC、ビタミンB類のサプリメント(栄養補助食品)を服用しました。また、リトリール(アミグダリン)の注射も行いました。

  免疫療法として、スギナ、ヨモギなどの薬草茶の飲用と尿療法も行いました。薬草には、免疫力を上げたり、抗ガン作用のあるものがたくさんあります。 

 尿療法は、後述のようにガンに素晴らしい効果があることを知っていましたので、ぜひ実行しないといけないと思いました。

  

②星野式ゲルソン療法の五つの基本(85頁~88頁)

1.無塩食

2.油脂類と動物性蛋白質の制限

3.大量かつ多種類の野菜ジュース

4.アルコール、カフェイン、タバコ、精製された砂糖、人工的食品添加物(着色料、保存料)などの禁止

5.イモ類、未精白の穀類(玄米、胚芽米、全粒粉)などの炭水化物、豆類新鮮な野菜や果物(国産)、堅果類(クルミ、ナッツ、アーモンドなど)、海藻類を中心とした食事

 

本来のゲルソン療法では、禁ずべきものとして豆類があげられています。私の場合、豆類、特にダイズやダイズの加工食品(納豆、豆腐など)は積極的に摂るようにしました。というのは、動物性の蛋白源の摂取を禁じた場合豆類(特にダイズ)は貴重な蛋白源です。また、動物性食品(肉)はそれだけで必須アミノ酸が全部摂取できますが、植物性の食品では一つの食品で全部の必須アミノ酸を摂取することはできません。ところが、未精白の穀類とダイズを併用すると、必須アミノ酸がほぼ全部補えるのです。

しかもガン患者にとって豆類がマイナスに作用するとは考えられません。正直なところ、ゲルソン博士がなぜ豆類を禁じているのか、その理由が私にはわからないのです。ゲルソン療法を専門に指導している医師に聞いても、その正確な理由は不明です。

ダイズに含まれるアルギニンというアミノ酸には、後述のように抗ガン作用があります。体にさまざまなよい作用をします。そこで、私は自分で判断し、豆類、特にダイズやダイズ製品を積極的に摂取することにしました。

 

上記の星野先生の本からの抜粋文章について、國清の考えをお話します。要点としては、

① ゲルソン博士はガン患者に豆類を禁じているが、星野先生はその理由が分からない。また、ゲルソン療法を専門に指導している医師に聞いても、その理由は不明である。

② 星野先生の判断では、ガンに対してマイナスに作用するとは考えられない。従って、星野式では豆類、特に大豆や大豆製品を積極的に摂取している。

 

 ゲルソン博士は豆類を禁じている理由を明確に本に書いていない訳です。ゲルソン博士自身が理由は不明だが、豆類をとらない方がよいと考えたとしたら、それは実際の臨床体験から判断したと思われます。現代医学の常識からかけ離れた異端の治療法を追及したゲルソン博士が、頭で納得できる理屈と、実際の臨床成績と、どちらを優先したかと言えば、当然ながら、現実の結果を重んじたはずなのです。従って、本の中に、豆類を禁じた理由が全く書かれていないとすれば、臨床成績から判断して禁じたということ以外にあり得ないと思われるのです。

 

さて、この問題は、陰陽の法則に照らして考えたら簡単です。蛋白質は陰性で組織を膨らませる性質があります(むくませるのは陰性、ちぢめるのは陽性)。ガンという病気は、ガン腫がドンドン大きく膨らんでくる病気ですから、蛋白質を食べると、ガン腫の拡大を促進することとなります。従ってゲルソン博士が豆類を禁じた処方は正しいと考えます。

 

最近の若い女性が昔と比較して、バストが大きくなってきているのです。具体的に言えば、60年位前の女性のバストのサイズから見たら、最近はかなり大きくなっていますが、これは肉食が増えたからなのです。

昔の日本人は、肉食は少なく、穀物と野菜と魚介類です。魚の蛋白質は、胸ではなく、腰やお尻が大きくなるのです。欧米の女性で肉食の多い人は、腰が華奢で胸がとても大きくなるのです。

 また、ゲルソン博士は、ナッツ類を禁止していますが、星野先生は勧めています。この点についても、國清の見解としては、ナッツ類はプラスよりマイナス面が大きく、ゲルソン博士の考えに賛同します。『ウイルスは恐くない』の中で「Bさんの話」や、ヨーロッパマクロの欠点として書いていますのでご一読ください。ゴマやナッツの過食で、腎臓や泌尿器、生殖器の異常を起こしている人は、マクロビ食の人に多いと思います。

 

星野仁彦著「ガンと闘う医師のゲルソン療法」マキノ出版 88頁~90頁から

  塩抜き食事と味つけの工夫①塩分がガンの発生にかなり重大な役割を果たしているというのは、ゲルソン療法特有の考え方です。

  細胞の水分代謝は、ナトリウムとカリウムの一定のバランスに立って、円滑に行われています。それが、ナトリウム摂取過剰でバランスが崩れると、細胞は一種の浮腫状態になります。ゲルソン博士は、ガン細胞はナトリウム過剰の浮腫状態にある、といっています。ゲルソン療法では、大量の野菜ジュースを摂取しますが、これには野菜からカリウムを補給してナトリウムとのバランスを正常に戻す狙いもあります。

塩分制限(できれば無塩)はゲルソン療法の重大なポイントです。最低2~3年は厳密に守っていただきたいと思います。

 ゲルソン博士によれば、塩分はそもそも人間の体に必要不可欠のものではなく、塩分の摂りすぎはガンを増殖させる元凶になります。

 1870年代に中央アフリカに白人が到来して、この地区にヨーロッパの塩が大量に持ち込まれるまではガンはほとんど見られませんでしたが、それ以降現在にいたるまで都市部を中心にガンがふえ続けているようです。

 ゲルソン博士の著書によれば、食品中に自然に含まれている塩分のみに制限した食事を長期間続けても、患者の胃酸のph値は正常であり、断塩のために食欲が落ちることもありませんでした。また、断塩食を始めるとすぐに体の発汗が抑制されて、体の中のナトリウムが必要以上に奪われないように、ホメオスターシス(恒常性)を維持するメカニズムが人間にあることもわかりました。

ただ私の臨床経験では、日本人の中には、極端な塩分制限をすると、全身倦怠感や吐き気、不整脈を訴える方が一部いらっしゃいます。この場合、血中のナトリウムとカリウム濃度をチェックしながら、少量の減塩しょうゆを摂ることをお勧めしています。また、後述のような尿療法を併用すると、この全身倦怠感や不整脈は数日中に改善するようです。

        以上、「ガンと闘う医師のゲルソン療法から」の引用

 

上記の文中についての國清の見解です。

 「断塩食を始めると体の発汗が抑制される」とありますが、國清は過去に次のよう体験があるのです。40年以上前に、沖先生のヨガ道場にいた頃のことです。水断食8日目頃にサウナに入りにいきました。5分たっても汗が出てきません。10分たっても全く汗が出ないのです(普通は数分で汗が噴き出してくるのです)。結局、30分くらいジーとしていても、全く汗をかかず、肌がサラサラのままでした。

 30年前に少食半断食の指導を始めた頃も、少食にしていると夏の炎天下を歩いても汗が出ないことを実感していました。逆に、過食、大食している時は、汗をかきやすいのです。

 

次に、「日本人の中には極端な塩分制限をすると、全身倦怠感や吐き気、不整脈を訴える方が一部いらっしゃいます」とありますが、この全身倦怠感吐き気、不整脈が、塩分不足によって起こるのかどうかです。これは排毒によって、血液が粘って、循環が悪くなって出てくる症状と考えています。ですから、血行を促進するためには、血液中の毒を中和して血液がきれいになればよいのですが、塩分を入れてもある程度循環が良くなりますから、症状は改善されるのです(第七講に書いているように、國清も最初は、倦怠感や吐き気は陰性な反応で、塩分不足からくると思いこんでいたのです)。

  

星野先生が経験した日本人にそのような症状を訴える人がいたのは、排毒を中和するための水分(野菜ジュース)の摂取量が少なかったと思われます。なんといっても、喉が渇かないため、意識的に摂らない限り、不足がちになってしまうのです。

また、星野先生はこのような場合に尿療法を勧めていますが、尿の中には当然ながら塩分が含まれています。無塩食をゲルソン療法の要といいながら塩分を含んだ尿を飲むのというのは、どうも一貫しないように思います(尿療法については、よくわかりません)。

 

【第11講から】

一般的に五十肩とは、次のような特徴があるようです。

 ①40歳後半から始まって、50歳代にピークになり、60歳代までみられる。

 ②肩から腕にかけて痛む。左右の肩が同時になることは少ない。

 ③腕の動きが制限され、上に上がらない。腕を外、内にひねるなどが制限  される。

 ④個人差はあるが、6カ月~1年で自然に治る。

 

この五十肩の場合に、生姜シップはあまり効かないのです。医学的にも原因不明であり、有効な治療法はありません。そこで、この五十肩とは一体何かということを検討してみたいと思います。

まず、痛いということは血液がスムーズに流れていないということです。血液が普通にきれいであれば、スムーズに流れて、痛みなど起きないはずなのです。従って、五十肩の時は血液が汚れていると思われます。血液が汚れる原因は大別して二つあります。。外からの原因(間違った食物など)、内からの原因(体内の毒が溶け出してきた場合)です。

  

國清が無塩食に辿り着いた発想が「若い頃に蓄積していた毒が50歳前後から溶け出してくる」ということでした。五十肩の色々な症状がこの仮説とピタリと一致してくるのです。この「年齢に伴う排毒」は、過去10年~30年間玄米菜食を真面目にやっていた人でも、起こることなのです。なんと言っても、子どもの頃に蓄積していたものが出てくるのですから、お母さんが妊娠前から正食をしていた人以外は、誰でも起こると考えています。

五十肩の症状の特徴として、「ほおっておいても自然に治る」というのは反応の特徴である「いつまでも続かない」ということと合致しています。また、じわじわと毒が溶け出してくるのですから、生姜シップを一度やったらスカッと治るわけもないのです。

 

それでは毒がどこから溶け出しているかです。肩が痛いとしても、肩に蓄積していた毒が出ているということではないと考えます。これは全身に蓄積している陽性毒が出ていると思いますが、陽性毒は体の前ではなく、背中の方に蓄積していますから、その毒が溶け出して、血液が粘ってくると考えます。症状が肩とか肘とかに出るのは、単に関節部分は血管が締まって、細くなっていますから、そこで流れが悪くなるためと思われます。

  

そうならばこの五十肩を早く治すにはどうしたらよいかです。この年齢からくる排毒を止めることはできないと思いますし、止めるべきでもないのです。むしろ、早くドンドン毒を出した方がいいはずです。

要は、口から今食べていなくても、若い頃の動物性の毒が血液の中に溶け出してくるのですから、症状としては今食べているのと同様に、血液が悪化するのですから、その毒を中和してやる以外に基本的対策はありません。

従って、具体的には

 ①動物性の毒消しとなる野菜、果物で美味しい物、水分などをドンドンとる。ただし、温かい方が全身をゆるめるのでよいかもしれません。

 ②代謝を促進するためには、できるだけ体を動かす(毎日1時間位散歩す  る)。

第九講で、水の問題を、書いていますが、今回改めて水の違いを実感しています。硬水で育った野菜は、日本の軟水の野菜とかなり違うのです。ゲルソン博士は、当然硬水の野菜で、ゲルソン療法を組み立てたのです。それも約八十年前のことです。桜沢先生が、日本の玄米食を、そのままヨーロッパに伝えました。生命にとって水は基本的なものですから、硬水と軟水の違いを考慮せずに、伝えたことが、問題点として、出てきています。同じようにヨーロッパで、アメリカで完成したゲルソン療法を、そのまま日本で、やっても、同じようにならないと思います。なぜ水の違いを、多くの指導者が、その生理的影響を正しく認識できなかったのか不思議です。とにかく軟水より、硬水の方が、陽性ですから、硬水の野菜は無塩にしても、軟水野菜ほど陰性にならないのです。もしかしたら、日本でゲルソン療法をそのまま完全に実行したら、危険ではないかと危惧しています。日本のゲルソン療法指導者が、水の違いから来る野菜の違いについて、正しく認識していることは、なさそうです。

 

【第12講から】

前回も硬水と軟水の問題についてふれていますが、このことは大変に重要なことですが、健康との関係について、正しく認識されていなったのではないかと思われます。

マクロの指導者の人達も、ゲルソン療法の指導者も、食事療法ですからその食べるものが何であれ、水の影響は少なくないはずです。しかし私が知る限り硬水の土地の野菜と、軟水の土地でとれた野菜の違いなどについて、注意されたものを聞いたことがないのです。

 

硬水と軟水の違いとは何かですが、一般的には、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量の違いです。硬水の方がより多くミネラルが含まれているわけです。この違いを陰陽で分けると、硬水は陽性で軟水は陰性となります。

拙著「ウイルスは恐くない」の水の問題では、タクアンの実験について書いていますが、もっと簡単なのは昆布です。ぜひ皆さんも試してみてください。出し昆布を同じ大きさに切って、軟水と硬水(コントレックスなど)に別々につけてみて下さい。硬水の方は大きさがほとんど変化しませんが、軟水につけた昆布はどんどん大きくなってくるのが一目でわかります。

タクアンや昆布と人間の体が同じではないとしても、与える影響としては同じなのです。

 

私がヨーロッパに着いて、1日目2日目の体の変化ですが、とにかくに尿の量が2日間ほど多くなるのです。

日本からヨーロッパに着いて、すぐにコーヒーを飲みます。そのコーヒーは硬水で作られていますから、その影響で組織がギューと締まってくるわけです。その結果として、飲んだ以上に尿がたくさん出るということを毎年実感していて、今回もオランダ滞在中に気がついたことがあります。以前からお土産で自然食ラーメンを持って行って、自分でも食べるのですが、このラーメンが日本で食べる時よりも美味しいのです。麺がシコシコしている感じです。これも水の違いからだと思います。

日本の麺類(そば、うどん、そうめんなど)は、塩分が入っているが、パスタには塩分が入っていない、従ってパスタをゆでる時は塩を入れてゆでるそうです。どうしてこうなっているかについて、今回オランダで食事をしながら気がついたことです。日本の水は軟水ですから、麺類にあらかじめ塩を入れておかないと、ゆでた時にダラーと伸びやすいと思います。それに対して、ヨーロッパは硬水のため、パスタに塩をいれておかなくても、そんなに伸びないのです。しかし、このパスタを日本の軟水でゆでる時は、塩を入れてゆでないとすぐに伸びてしまうことになるわけです。これが正解かどうかわかりません。知っている方は教えてください。

 

過去20回以上のオランダでのセミナーの際に、参加者の大部分の人が共通して美味しがる飲み物の一つにヤンノー(小豆スープ)があります。ヤンノーは慢性の腎臓、泌尿器、生殖器などに異常がある時に使います。日本のセミナーでヤンノーが美味しい人は、参加者の50%程度ですが、オランダのセミナーでは99%の人がヤンノーを美味しがるのです。

ヤンノーは腰部の組織がギューと縮んでいるのを緩める作用がありますから、このヤンノーが美味しいということは、腰部(腎臓など)が硬化しているということなのです。今までその原因として、チーズ、ナッツ類と硬水によって、ヨーロッパの人達は腰が硬化していると考えていましたが、果たしてこれだけなのかどうかを検討する必要があると思います。

 

ごく単純に考えてみると、無塩食を実行し、体内の奥の方に蓄積していた陽性な毒がドンドン溶け出してくるのですから、それが体内を循環して、肝臓、腎臓で処理されることになります。つまりは、普通の時よりも、肝臓、腎臓に負担がかかることは当然なのです。一気に大量の毒が溶けてきて、肝臓で処理が間に合わない時には、肝性昏睡を起こすとして、ゲルソン博士は肝臓を助けるために色々な補助的療法を行なっています。

 

さて、問題は肝臓だけではなく、腎臓にも大きな負担がかかっているはずです。腎臓が行うべき毒素の処理が間に合わなくても大変です。もし、腎臓の糸球体が委縮して、機能が低下したら、むくんだり、色々な症状が出てくることになります。

すなわち、無塩食によって、溶け出してくるのは塩分を含んだ陽性な毒ですから、その毒で腎臓が委縮しやすいと考えられます(塩の陽性で締まる)。この腎臓の萎縮に対して、ヤンノーが効くわけです。つまりは、無塩食の実行に際して、溶け出してくる陽性毒に対しての陰性な野菜、果物とは別に、腎臓を助けるためにヤンノーが美味しかったら、毎日飲む必要があるかもしれないと考えています。これについては、今後、少し時間をかけて検証していきたいと思います。

 

大森英桜先生の著書に「人間 大森英桜」(宇宙法則研究会発行)があります。その中に、「肉の常食者は陽性毒をまず抜く」というタイトルの文章があります。その最後に、「陽性食の対応で失敗している。アメリカ人など肉食を常食にしてきた人の病気は、陽性の毒をまず抜かないと治らない」とあるのです。ここでは「アメリカ人など」と書かれていますが、大森先生がそのようなことを実感されたのが30年以上前のことですから、今の日本人は30年前のアメリカ人と同じではないかと思われます。なんと言っても、動物性食品の摂取量は、この50年間で10倍位に増加しているのです。

また、大森先生は「肉食を常食してきた人」と書いていますが、「魚介類を常食してきた人」はどうなのでしょうか?この場合も「陽性な毒をまず抜かないと治らない」と言えるのではないかと思うのです。

 

上記のような大森先生の実感、体験は私自身がこの20年間で感じてきたことなのです。オランダへ半断食指導に最初に行ったのが20年前です。参加者の大部分はマクロの実践者の人達です。その人達の体質と最近の若い人達の体質が似てきたように感じています。日本人の食生活が欧米化してきているのですから、これは当然なことなのです。昔の玄米食の常識が、今は当てはまらなくなってきたとしても、不思議ではありません。

【第13講から】

補足的、追加的な話を色々書かせていただきます。

水の問題について、現在はっきりしていることは、硬水は陽性で軟水は陰性だということです。つまりは、陰陽の観点からみると、塩分は極陽ですが、硬水自体が陽性なので、硬水でできた野菜や硬水の飲みものを摂っている場合は(ゲルソン療法はこれになる)、無塩であっても、極端に陰性食にならないと考えられるのです。

それに対して、日本の場合は陰性な軟水ですから、無塩料理は同じようなものでも、ヨーロッパより陰性になると思われます。

 

この水の違いが無塩食の実践において、どの位の違いになるのかについては、まだわかりません。

水の違いの問題を確認するためには、今後、オランダでの無塩食セミナーの実践から学んでいくしかないかと考えています。

 

いずれにしても、この問題の正しい解答を出しておかないと、日本で行なう無塩食とヨーロッパで行なう無塩食の違い、注意事項を整理することができません。これはゲルソン療法についても同様で、日本で行なうゲルソン療法は、欧米で現在行なわれているゲルソン療法と同じであってはいけないはずなのです。

桜沢先生が60年~80年前に、日本の玄米食をそのままヨーロッパへ伝え指導されましたが、水の違いは考慮していなかったと思われます。

 

話が変わりますが、以前のレポートで蓄積している毒が加齢と共に溶け出してくる、その年齢は50歳前後であろうと書いています。この点についても、もう少し早い年齢からだんだん毒が溶け出しているのではないかとも考えています。

50歳前後と考えた理由は、女性の閉経年齢と実際に色々症状が出てきはじめるのが50歳頃のような気がする、ということでした。私の家内が50歳頃から背中の張りと血圧上昇が始まったとしても、それは症状が確認できた年齢であって、毒が溶け出してくるのがもっと早いとしても矛盾はないのです。ごく当たり前に考えても、突然、一気に毒が溶け出してくるのではなく、最初は徐々に始まって、だんだん増加してくるというのが自然ですから加齢に伴う排毒症状が自覚される年齢より、もっと前から開始されていると思われます。

それなら、いつ頃から、何歳頃から排毒が始まるかについては、正確にはわかりませんが、成人に達したら、その後排毒が始まるのではないかと考えられるのです。つまりは、20歳代後半から始まっても、不思議ではないのです。ただし、これは個人差もあり、また最初は小さくゆっくり進むはずですから、ほとんど自覚されないわけです。この問題も、今後の検討事項です。

 

また、話が変わります。あまり面白くないですが、私自身の体の変化について、ちょっと書いておきます。

もともとが甘党で陰性なせいか、私の髪の毛は大変に細くやわらかいのです。そのため少しの風が吹くと髪の毛がすぐに乱れてしまいます。ですから若い頃から椿油を毎朝、髪につけていました。

ところが、50歳前後から普段は椿油をつけなくなったのです。つまりは髪の毛が若い頃より硬くなってきて、風でなびかなくなってきたのです。その当時は、なぜそうなったかわからなかったのですが、やはり排毒でだんだん陽性化し、髪の毛が硬くなってきたということなのです。

 

10年以上前のことですが、原因不明の腹痛で1週間位苦しんだことがあります。夜もお腹が重苦しく、安眠できないのです。何十年ぶりで近くの内科ヘ行って検査をしても、何も出ないのです。結局、いつの間にか治ってしまいました。その同じような症状が、2年後、3年後と起きていたのです。最初よりも軽かったのですが、お腹の重苦しさは似たようなものでした。

この時は、坂道を力を抜いてマラソンしたら、早く治ったのです。背中の凝りがとれるに従って、お腹も治ってきたような感じでした。今思い返してみると、これは塩分過剰で、腸がギューと締まってきていたためだと思います。

とにかく、外食しない限りは、喉が渇かないのですから、日常は水分をほとんど飲まないのです。しかし、食事は塩分の強い物を食べているのですから、そのためにだんだん腸が委縮して、重苦しい感じになったと考えます。

 

私の場合は上記の程度でしたが、人によってはさらに陽性過剰、塩分過剰の害がさまざまに出ていることがあるかと思います。なんといっても、陽性が良い、陰性が悪いという思い込みがあり、塩分はいくらとっても害がないと考えていたのです。そして、年齢と共に溶け出してくる毒は陽性毒であり血液が粘ってきても、喉が渇かないため水分をとらないのですから、どうにもなりません。

マクロの最大の問題点は、正食に伴う排毒でも、加齢に伴う排毒でも、血液が濃くなりすぎて動きが悪化してきても、喉の渇きが出にくいということなのです。

特に、このような症状がゆっくり進行した時は、気がつかないわけです。私の場合は、余計な水分を要求しない、喉が渇かないのは、正しい食事をしているからだと思っていたのですが、どうもこれは間違いだったかと思うのです。

 

大森先生の「人間 大森英桜」の中に、肥田式強健法の肥田春充氏が、水切り断食30日の後に亡くなったと書かれています。水切り断食の実態がどのような内容なのか、詳しくはわかりませんが、最初から水分を全くとらないで断食をしたということではなく、最後の方で水分が入らなくなったというような話だったと思います(大森先生の雑談の中で何度か聞いたことがあります)。千日回峰行では、9日間の一切水分をとらな断食をやりますが、この期間が生死の分かれ目と思われます。

 

断食が進んでだんだん水分が入らなくなってきたとしたら、これは充分にあり得ることと思います。つまりは、排毒で組織ガジワジワ締まってきた。気が付いたら、水分も入らなくなってくるということなのです。

私の知人で長期断食後に亡くなった人がいます。あるヨガの先生で、当時70歳前後だったと思います。彼は若い頃に30日位の水断食を2回ほど体験していたのです。

お坊さんの資格を持っていて、その修業として50日間の断食行を行なったとのことでした。ところが、50日の断食が終了した後で、復食の食べ物が入らなかったとのことです。やむを得ず、断食がそのまま伸びて、65日位になったところで、何とか少しずつでも食べものが入りだして、一命をとりとめた、とのことでした。

ヨガの講習会があって、私は食事の講座を頼まれていました。会場に、この先生が痩せ細って椅子に座っていたのです。ビックリして、「先生、どうしたの?」と聞いたら、上記のようなことでした。大分、回復してきたと言うのですが、私は一見して、危険な感じがしたのです。「今、どんなものを食べているのですか?」と聞くと、これこれとのことでしたが、私の判断では、そんなものでは胃腸には負担があって吸収できないだろうと思い、これこれをやってみて下さいとアドバイスしたのです。それから数カ月後に、その先生が亡くなったとのことでした。

若い頃にやる断食と、50歳以降にやる断食とは違う、ということが分かってきました。若い時の断食は、最近食べた浅い毒を処理するだけです。しかし、50歳過ぎたら、子どもの頃から蓄積している奥深い毒が溶け出しているのであり、体の条件が違っているのです。

このヨガの先生が、なぜ50日の断食後に、食べ物が入っていかなかったかです。陽性毒による排毒で、胃腸を含めて全体が締まっていたとしか考えられないのです。

 

【第25講から】

オランダの沖ヨガ道場の責任者である玉木瑞枝さんから「ヨーロッパは、調味料としての塩分を使わない人が少なくないため、無塩食という表現は特別なものではない。したがって、無塩半断食の方がよいのでは」、という提案をもらいました。

そんなことから、名称、表現について、色々考えてみました。日本でも無塩食という表現なら、腎臓病の人に対する食事療法としての無塩食というイメージがあります。つまりは、無塩食というだけでは、違いが分からないので、私が提案している内容を特定する名称を新しく考えた方がよいかもしれないと考えました。

 

ヨーロッパでも日本でも無塩食といいながら動物性を食べているのです。動物性食品に含まれる塩分を除外していて、単に調味料の塩分を使わないのが無塩食との考えになっています。一般的に、塩分を減らせというのも、調味料の塩分のことなのです。

こんな片手落ちの内容と同一視されては困りますから、今後、無塩食という表現を変更して、無塩菜食に改めたいと思います。

私が提案しているのは、今後の食生活でずーっと無塩食を勧めているわけではありません。あくまでも排毒法として、一時的に行なうだけですから、その間の食べものとしては穀物は特に必要ないので、無塩穀菜食ではなくて無塩菜食で良いと思います。

 

昔の断食は「水断食」でしたが、その水断食に対して少量の純正穀菜食をとる「半断食」を勧めてきました。そうすると、現在の内容は「無塩菜食断食」ということになるかと思います。

断食という表現、イメージには、心身の健康法、排毒法のイメージがあり水しか飲まない断食が水断食ですから、無塩菜食健康法は、無塩菜食断食法なのです。

 

今回、新しく無塩食による排毒健康法の名称を考えてみて、やはり断食という言葉を入れようと思いました。その理由は、断食という言葉が入っていた方が、「安易にやってはいけない」ということが伝わりやすいと思うからです。

効果のあるやり方ほど、間違ったやり方をすると危険なわけです(本当は家庭でもできる排毒法としての無塩食を提案しているのですが、そのためには正しく理解して、注意事項を守ることが必要です。でたらめに安易にやったら、逆効果となります)。

しかし、断食という言葉には、つらい、ひもじい、というイメージがあります。ところが、私がお勧めしている無塩食排毒法は食べたいものを食べたいだけ食べて良い、飲んで良い、ということですから、空腹どころか満腹するまで食べているのです。ですから、断食という言葉の印象とは全く実際が違っているのです。

そのような誤解を受けないために満腹断食という表現を考えてみました。満腹と断食では全く逆のイメージですが、実際に満腹するまで食べる断食法なのです。

結論として「無塩菜食まんぷく断食」にしたいと思います。または「無塩断食」と称することにしましたので、よろしくお願いします。

  

35年ほど前に、ある断食道場で事故が起こって、マスコミで報道されました。詳しいことは記憶していませんが、「40歳位の男性が水断食8日目頃に、朝ジョギングをしていて、バターと倒れて、そのまま急性心不全(?)で死亡した」とかいう内容でした。

その後、数年の間に、似たような死亡事故が発生して、水断食は体質が悪化している現代人にはあわなくなってきたとのことで、半断食を指導するようになったのです。

私の半断食の基本的考え方は、大森先生から教わったものです。大森先生は、陰性で貧血がちの人には、水断食より少量の食事をとる半断食の方が良いと指導されていたのです。

 

先日、散歩をしながら、上記の断食中の死亡事故のことが突然、思い浮かんできて、アレーと思いました。私はこの40歳代の男性は貧血がちの陰性体質の人だったのだろうと思いこんでいたのです(新聞記事を読んだだけですから)。

しかし、それは思い違いだったかもしれません。むしろ、逆だった可能性が高いと思うのです。なぜなら、貧血がちの陰性体質の人が断食道場へ行って、朝ジョギングをすることは、普通はないのです。心臓発作で倒れたのはむしろ血液がねばって循環が悪くなって発作を起こしたと思われるのです。そうであるならば、この男性は、むしろ陽性体質で邪食をしていた人だと思います。それが、断食によって一気に排毒してきたにもかかわらず、水分の摂取量が少ないために、だんだん血液が粘ってきて、発作を起こしたと考えられるのです。

おそらく、これが正しいと思われます。そうすると、約35年間、私は間違った解釈をしていたことになるのです。

 

さて、読者の皆様に一つ、理解度判定テストを出させていただきます。

質問「純正穀菜食は正食ですが、無塩食は邪食です」、この意味がすぐにわかる人は合格です。サッパリわからない人は、無塩食についての理解不足かもしれません(?)

  

【第26講から】

前回のレポートで、読者の皆様に質問を出させていただきました。「純正穀菜食は正食ですが、無塩食は邪食です」。

 

以下、詳しく説明させていただきます。

  「純生穀菜食は少飲小食で血液の状態をきれいにするのにたいして無塩食は溜め込まれた邪食の毒素を血液中に溶かし出す働きがあるので食べた結果、血液状態は排毒されるまで汚れた状態になる。

正食に対して無塩食は血液の状態に及ぼす影響は正反対なので邪食となるのではないですか。」

 

この解答を整理しますと、

 ①純正穀菜食は少飲少食で血液の状態をきれいにする。

 ②無塩食はため込まれた邪食の毒素を血液中に溶かし出す働きがあるので血液状態は排毒されるまで汚れた状態になる。

 ③血液に及ぼす影響は、正食と無塩食では正反対となる。

 

さらに整理しますと、

 ①純正穀菜食は血液がきれいになる。

 ②無塩食は血液が汚れてくる。

 

一般的に、肉、魚、卵などを食べて血液を汚す食事を邪食と表現しています。毎日食べている食べもので、血液の状態が影響を受けるわけですから、血液の状態が今までよりも悪化する食事を邪食と考え、血液がきれいになる食事を正食としたら、「純正穀菜食は正食ですが、無塩食は邪食です」と表現できるわけです。

 

「純正穀菜食は正食ですが、無塩食は邪食です」という意味が良く分からないという人は、何がわからないのか、どこを間違っているのかを分析、整理してみます。まず、無塩食とは実際にどんな食事かといえば、一切の塩分を含まない食事です。ですから、もともと塩分を含んでいる肉、魚、卵などは食べません。当然その加工品のハム、ソーセージや出しの煮干し、鰹節やマヨネーズなどもダメです。

従って、食べられるものは、塩分のない穀物、野菜、果物です。昆布、ワカメ、のりなど、海藻にも塩分がありますから使いません。

そうすると、食材としては純正穀菜食から海藻を除いたものと同じです。大きな違いは、味噌、醤油、塩など、塩分を一切使わないことです。当然、梅干しやたくあんも食べません。全体としては、野菜、果物が主となります。

 

今まで、マクロビオティックの勉強をし、陰陽について知識があり、徹底しないまでも玄米菜食の食生活を心掛けてきた人にとっては、塩分を一切使わないで、野菜や果物を食べたたいだけ食べ、ジュースもガブガブ飲むという無塩食は、大変に陰性な食事であり、陰性体質の人がそんな食事をしたらとんでもないことだ、病気によっては命にかかわると思うわけです。野菜や果物は身土不二や、季節など関係なしに、冬でもナス、トマト、キュウリ、熱帯産の極陰性な果物を食べたいだけ食べてよいと言っているのですから、マクロビの体験、勉強した人ほど、抵抗があるかもしれません。

 

無塩食に対する思い込みとして、

 ①無塩食は陰性な食事である。

 ②野菜や果物を、塩分を使わないで食べるなら、さらに陰性になる。ましてや、冬場に夏の陰性な野菜を食べ、熱帯産の陰性な果物を食べるなら根本的に間違っている。

 ③そのような極陰性な食事を陰性体質の人が実行したら、とんでもないことになる。命にかかわる。

 ④もし一時的に無塩食をやるとしたら、極陽性の人だけである。

  

このような理解、見解の人が、それでもチョッとだけ無塩食をやってみたとしたらどうなるか。

 イ)果物もジュースも美味しいが、飲み過ぎはよくない。

 ロ)ナスやジャガイモも美味しいけれど、食べ過ぎないようにしよう。

 ハ)手足が冷えてくると、無塩食で陰性な症状が出てきた。

 ニ)立ちくらみがすると、貧血になったかもしれない、塩分を入れなきゃ  ~。

 ホ)陰性な人が無塩食などやったら、危険だと思う。

 

以上のような理解、見解は、全て間違っているのです。なんのことはない、私自身が上記のような理解、見解を持っていたのです。しかし、無塩食を実践する中で、このような理解、見解は間違っていたことがわかってきたのです。単なる勝手な思い込みにすぎなかったのです。事実は、逆だったのです。

上記の理解、見解が思い込みの錯覚であり、間違いだということが正しくわかっていないと、「純正穀菜食は正食ですが、無塩食は邪食です」という表現の意味がわからないのです。最初からの無塩食講座をよく読めば、詳しく書いているのですからわかるはずです。しかし、わかったつもりで、実は分かっていない人もいるのです。

 

「わかった」ということはどういうことか、これは疑いがない、疑問がない、確信している、ということなのです。単に頭でわかったつもりになっていても、不安がある、確信がないとなれば、「わかった」とは言えないわけです。

そのような「わかったつもり」の人が無塩食を実行すると、とんでもない失敗につながることがあります。それは、先程書いたイ)ロ)ハ)ニ)です。

 つまりは、無塩食に伴う反応を陰性な反応と間違うわけです。そして、陰性な野菜、果物、ジュースなどを無意識のうちに控えてしまうことになります。手足が冷える、だるい、眠い、吐き気、たちくらみなど、陰性な反応だから、陰性な食べ物、飲み物を控えめにすることとなります。

美味しいにもかかわらず、今までの知識と思いこみで、陰性は良くないという観念があるのです。それが続いていくとどうなるか、症状は出たり引っ込んだりしても、無塩食にしている限り、排毒は続きますから、血液はだんだんドロドロで粘ってきますから、ますます冷えて、だるさも、立ちくらみもひどくなり、時には心臓が苦しくなったり、突然気分が悪くなったり、倒れたりすることも出てきます。そのような状況がさらにつづくと、場合によっては、食べもの、飲み物が入りにくくなってきたりします。最後は飲めない、入らないということになり、危険な状況となるかもしれません。

 

それにしても、最近、連日のように熱中症での死者が出ています。熱中症で死亡するのと、無塩食の間違ったやり方で死亡するのと、同じなのです。

 

さて、質問に対する解説を詳しく説明する予定だったのですが、それを一度に全部書くのは大変なので、少しずつ進めることとしました。というよりも、以前のレポートに全部書いているのですから、よく読んでいただければわかることなのです。しかし、本当に「わかった」のと「わかったつもり」とは、全く違うということです。本当にわかるためには、実践し、体験を通して実感しないとダメなのです。

 

そんなわけで、今回の説明は不十分ですが、もう一度「純正穀菜食は正食ですが、無塩食は邪食です」という表現の意味、内容について確認してください。無塩食は陰性な食事などと受け取っている人は、わかっていない(?)ということです。

さらに、「熱中症で死亡するのと無塩食の失敗で死亡するのと同じです」ということについても、考えてください。この表現がピンとこない人は理解不足です(?)。

 

                                                        以下、次号につづく


 
ページのトップへ


copyright©2012 Salt-Free Club all rights reserved.

   


 

 

 

 

 

 

 

 

   
inserted by FC2 system inserted by FC2 system