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無塩食講座第17講 


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無塩食講座 第17講 2012523日アップ 

 

今回は気楽な雑談です

 

1.1週間たつのは早いですね。この無塩食講座の原稿を書き始めたのが21日からです。従って、もうすぐ4カ月になるわけです。1回分の文書量が決まっているわけではありませんから、その時の事情で長めになったり、短くなったりしています。

 

2.さて、今回は講座というよりは雑文、雑談または気楽なエッセイのような感じで、時間のある範囲で書かせていただきます。皆様におかれましても、寝そべって読んでいただければと思います。難しい話は、多分出てきませんから(事務局の香日子注:PCでご覧いただく場合は、寝そべっては無理?スマートフォンならOKですね)。

 

3.今、三島市内のデニーズというファミレスに来ています。523日早朝3時過ぎです。この原稿を、本日の12時までにアップするわけですから、あと9時間位あるわけです。

今までの原稿は全て私が手書きで書いたものです。その汚い文字でレポート用紙に書いた原稿を澤井香日子さんがハイスピードでワープロ(?)文字に打ってくれるわけです。そして、2、回校正をしてから、アップするという手順です。

  とにかく、香日子さんは陽性過多の女性で、やることが早いのです。会話をそのままワープロに打つくらいですから、私の原稿などア~ッという間にきちんとしてレポート(?)になってしまうのです(香日子注:これが少しでも聴覚障害者の方のお役にたてれば幸いとの思いで、音声情報を同時通訳でパソコンに入力し、文字情報にして伝える「要約筆記」というボランティア活動もしています。現在、厚生労働省でも制度の整備を進めているところですので、少しでも関心を持っていただければ嬉しいです)。

 

4.40年間、原稿を書くという作業をやっていますが、大体は喫茶店か、夜中、早朝のファミレスです。私の自宅から車で10分以内にデニーズが3軒もあるのです。周りがうるさくても、あまり気にならないのです。自宅や事務所よりも、原稿を書くにはもう慣れているのです。

  そんなわけで、この原稿は、三島大社近くのデニーズで、今日の早朝3時から書いたものということになります。

 

5.さて、今後の無塩食講座がどうなっていくのか、実際にどうなるかは自分でもわかりませんが、とりあえず今考えている予定をお話します。しかし、私の性格は言うことがクルクル変わるところもあるようなので、予定通りになるかどうかはお約束できません。

 

6.今後の予定原稿

 ①今までの無塩食講座をもう一度、整理していきたいと思います。

  目的、内容としては、イ)出版する本の原稿として整理すること ロ)同じ事でも色々な表現、説明で誰にでも分かりやすい文章に整理すること

 ②無塩食と直接的関係がなくても、補足的な健康に関するお話を色々書いていきたいとも考えています。

 ③いつの時期になるか、未定ですが、私自身が1週間~10日間位の無塩食を実践したいと思っています。その時には、毎日の報告日記を書こうかな~と考えています。

 

7.無塩食と水断食は大体同じようなものだということを、お話していましたが、今までの体験では水断食より無塩食の方が排毒速度が早く、かつストレスが少なく、安心、安全にできると思います。しかし、より無理なく、誰にでも安全なシステムを工夫していくためには、私自身が実際に色々なやり方を実践、体験していく必要があると思っています。

  無塩食の本を正式に出版するのは、その後になるかな~と考えています。

 

8.先月、満65歳になりましたので、ジパング倶楽部というのに入会しました。JRの高齢者割引制度です。男性は満65歳から、女性は60歳から入会できるのです。ですから、家内は5年前から入会して使っているのです。

  たとえば、三島から東京へ行く場合には、その運賃が20%~30%割引となります(最初の3回分は20%、以後30%の割引となる)。

  遠方に行く場合は30%の割引は大きいわけです。そんなわけで、先は長くないので、自分自身の健康管理のため、無塩食健康法の改善点を見つけるためにも、自分で色々体験していく必要があるわけです。

 

9.一つの事業を発展させていくためには、色々な試行錯誤を繰り返しながら、多くの失敗の体験を積み重ねて、その上でより正しい方法を見つけていくものと思います。

  無塩食健康法を完成(?)していくためには、本当は多くの失敗の体験が必要なのです。100の成功体験よりも、一つの失敗体験の方がより大切なことを教えてくれることがあると思うのです。

  しかし、その失敗が取り返しのつかない失敗では困るわけです。そうならないためには、学ぶ姿勢が大切かと思います。自信過剰や確信があると(つまりは傲慢になると)、取り返しのつかない失敗になってしまうのかもしれません。

 

10.三島のヨガ道場で無塩食セミナーを開始してから、もうすぐ4年になるのです。最初は4泊5日のセミナーでしたが、現在は3泊4日と1日短くなっています。このような合宿セミナーをもう長年やっています。

  昔の府中の断食道場や横浜の半断食道場は年中無休でやっていました。本当は、この無塩食セミナーも、希望者がいれば長期の合宿システムでやってみたいと思っているのです。その場合は、現在のような講義中心のセミナーではなく、自主研修的なノンビリしたシステムになると思います。

  まだわかりませんが、1年か2年間でも、長期無塩食自主研修合宿を開催してみたいと考えています。その中から、誰でも自宅で行う場合の注意点や、工夫点が見つけられると思うのです。

 

 以下、事務局 澤井香日子からの報告です。

 
「味覚障害」

1.昨日(5月22日)夜8時から、テレビ朝日系列の番組「みんなの家庭の医学」をたまたま見ていました。その中で、「夫を襲う異常高血圧は妻の味覚が鈍感」というテーマで、今、40歳以降の人(男女を問わず)に増えている「味覚障害」という病気を取り上げていました。

 

2.実際に、ある家庭の夕食風景が放映されたのですが、41歳の主婦が料理をしながら使う塩分量は、なんと夕食1食分で10.7g。厚生労働省が定めた1日の塩分摂取量9gを1食で優に超えており、醤油やめんつゆを「あれ~」というぐらい入れて調理しています。しかし、インタビュアーが子ども達に「お母さんの料理は美味しい?」と聞くと、「うん、美味しい!」と答えているのです。私は「あんなにしょっぱそうなのが美味しいの?」とびっくりしながら見ていました。その後、ご主人の血圧を測ってみると上が150を越えて、高血圧と判定され、原因は奥さんの手料理の塩分が多すぎるから、ということになりました。

  

3.さて、この主婦の舌を専門医に調べてもらったところ、「味覚障害」と診断されました。塩分に対する感覚がマヒしてしまっているそうです。この病気の原因は亜鉛不足で、なんでも味覚を感じる味蕾が破壊されるそうで、症状を改善するには、亜鉛を摂取すれば良いそうです。番組では、亜鉛は納豆や舞茸に多く含まれていると解説されていました。

 

4.次に、スタジオのゲストのご夫婦4組の奥さんが、それぞれ焼きそばを作って、塩分量を測ることになりました。理想的な塩分量は3.6gだそうです。各自がそれぞれの家庭の味付け(ウスターソースあり、焼き肉のたれあり、具材もいろいろ)で作り、塩分量を測定したところ、なんと全員が基準値の3.6gを越えていたのです。

  なかでも、ドイツ人の奥さんの場合が基準の倍以上になっていて、ご主人が言うには、「彼女はドイツ系なので、いつも味付けが濃いのです」とのこと。

 

5.常々、國清先生は「ドイツやスペインの料理は塩気がきいている」と言っています。私は、「は~やっぱり、そうなんだ」と納得しました。スペインはともかくとして、ドイツやオランダなどの寒い地域は、塩気がきいているそうで、そう言えば、私も何度かヨーロッパに行きましたが、オランダで食べるピザやスパゲティはイタリアより塩気がきいているな、ということを実感しています。

 

6.それはさておき、スタジオで実際にそのドイツ人女性が作った焼きそばを皆で試食することになりました。ほぼ全員が「しょっぱ~い!」と口ぐちに叫び、「ビールがなきゃダメ」とか「ビールがあれば食べられる」などとワイワイガヤガヤ。しかし、司会のビートたけし氏だけは、「俺はこれでいい」と言ってのけました。

 

7.先の味覚障害の女性の家族といい、ビートたけし氏といい、たとえご本人が味覚障害でなくても、結局、「塩分は癖になる」ということなんでしょうね。私達、無塩食排毒セミナーの台所スタッフも、以前は醤油を充分にきかせて作ったこうふうの佃煮を「美味しい、美味しい」と言って食べていたのですが、今では塩辛くて食べられなくなってしまいました。味噌汁を食べる機会もめっきり減りましたし、たまに外でうどんなどを食べても、おつゆの塩気が強すぎて、薄めないととても飲めないのです。サラダのドレッシングも、塩分はあまり必要ありません。野菜の味で充分、という感じになっています。

  よく、味見もしないで、どんな料理にも醤油をかける人を見かけますが、習慣になっているのでしょうね。くわばら、くわばら・・・。

 

8.話がそれましたが、焼きそばの試食のあとに、料理研究家が登場。塩分が2.5g、亜鉛がたっぷりの焼きそばを作ることになりました。秘訣は、野菜のうまみを生かし、酢と切干大根、かつを節などを使って味を引き出し、最後に直接味わう表面に塩味をつけるというもので、スタジオの一同、「美味し~い!」と言って食べていました。

  酢と切干大根、これはよく理解できます。セミナーでの無塩食料理にも酢(バルサミコ酢や米酢)やかんきつ類はよく使いますし、最近はキノコ類や大根も日に干して使うようになりました。干し野菜は流行っているようで、書店でもよく本を見かけますが、私も個人的に少々はまっていて、キノコ類は勿論のこと、長ネギなども普通なら捨てるような青い太い部分を干して使うようになりました。甘みが出て、大変美味しいのです。そのうち、野菜の捨てるところがどんどん少なくなるのでは、と野菜を生かしきろうという我が節約精神に期待しているところです。

  皆さんも、ぜひ試してみてくださいね。

  


                   以下、次号につづく

 

 


                            

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